2014/02/21
『最後の一粒までおいしいコーンポタージュ』の最後の一粒が出てこない。若干割れているコーンのせいか滑りが悪いようだ。
逆さにして底をトントン叩き、なんとか出口付近まで移動させたのだがコーンの野郎がポタージュにくっついて離れてくれない。
僕の持てる100%の吸引力を出しきっても微動だにせず。
「無理だよ。ダイソンの掃除機にすら遠く及ばないお前のその程度の吸引力では。」とラスト・オブ・コーンが僕をあざ笑う。
「人間をあんまりナメるんじゃねえ!」と僕は心の中で叫び、指でかき出してつまんで食べた。
おいしかった。