オグチ★フラッシュマンのすべらないかもしれない話すべるかもしれない話

2003年頃よりインターネットを通じて全世界へと発信し続けている大量の駄文です。※スマホ版は【記事を検索🔍】の欄に2013/01とか入れると年別月別に読むことが可能です。

2014/09/25

会社の健康診断で市立病院に来ている。

 

女医の先生が「じゃあ、お腹まわり測りますね~」とメジャーを腹に巻き付けてきたので、すかさず僕は腹筋に力を入れて腹を引っ込ませた。

 

その瞬間、もう一人の自分の声が聞こえてきた。

 

「でも、それってやっぱり何か違うんじゃないかな?ウソをついてまでウエストを細くみせて一体何になる?他人はだませても自分はだませないよね。きっと後で理想と現実のギャップに苦しむことになるよ。だから…ありのままの姿みせるのよ、ありのままの自分になるの、私は自由よ、これでいいの、少しも太くないわ!」

 

女医先生の「は~い、お腹の力ぬいて~」の声に素直に従い、僕はお腹の力を一気にゆるめた。

 

その瞬間

 

お腹が急にバイ~ンってゆるんだせいで女医先生のメジャーを持つ指が見事に弾かれ、メジャーが床にポトリと落ちた。

 

一瞬、時間が止まった気がした。

 

女医先生は「あ、ごめんなさい」とあやまったが

 

あやまりたかったのは僕のほうさ。

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