オグチ★フラッシュマンのすべらないかもしれない話すべるかもしれない話

2003年頃よりインターネットを通じて全世界へと発信し続けている大量の駄文です。※スマホ版は【記事を検索🔍】の欄に2013/01とか入れると年別月別に読むことが可能です。

2015/02/15

「お知らせします。このあと3時より、ビンゴゲーム大会を開催します。参加を希望される方はカウンターにてビンゴカードをお渡ししておりますのでお集まりください。くりかえしお知らせします。このあと3時より、、」

 

アミューズメントパークで店内アナウンスが流れた。

 

実はこのアナウンスを聞くのは初めてではない。

 

2度目である。

 

僕は深呼吸をし、目をカッと見開き、そして心の中でつぶやいた。

 

「ついに雪辱を果たす時が来たか」と。

 

前回、娘と2人でこのビンゴゲーム大会に参加したのは数ヶ月前。景品40個に対し参加者50人程度という高確率にもかかわらず景品を獲得できなかった。


たまたま家族5人ぐらいで来ていた同じ保育園の山田さん家(仮名)は景品を何個も獲得していて、涙を必死でこらえているウチの娘を見て景品を1個わけてくれた。

 

この瞬間

 

小口家は

 

山田家に

 

敗北したのである。

 

今がもし乱世だったら僕は腹を切っていたかもしれない。いや、間違いなく拙者は腹を切っていたでござるよ。

 

というわけで

 

今回は娘と僕と妻の分としてビンゴカード3枚を確保し万全の態勢で勝負に臨んだ。

 

和気あいあいと楽しそうにビンゴゲームに参加している奴らに思わず「ヘラヘラしてんじゃねえ!遊びじゃねえんだ!」と怒鳴りそうになったが失格になって退場させられる可能性もあるし、そもそもビンゴゲーム失格というより人間失格になりそうな気がしたのでグッとこらえた。

 

結果、手に汗にぎる死闘の末、娘は見事に雪辱を果たし『妖怪ウォッチのペンケース』を獲得した。

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前回は帰りの車の中で悔し涙を流しながら残念賞のチョコ棒を食べていた娘だったが今日は上機嫌で歌を歌いながら帰った。

 

ちなみに

 

僕はまたダメだった。切腹