オグチ★フラッシュマンのすべらないかもしれない話すべるかもしれない話

2003年頃よりインターネットを通じて全世界へと発信し続けている大量の駄文です。※スマホ版は【記事を検索🔍】の欄に2013/01とか入れると年別月別に読むことが可能です。

2018/12/07

※長文の上に楽しい話ではありませんのでご了承下さいませ。ご心配おかけした方々への近況報告です。

10日前の夜のこと。

突然、今まで経験したことのない大音量の耳鳴りと、天井がぐるんぐるん回転する強烈な目眩に襲われまして。

しばらくじっとして回復を待ったんですが治まる気配が無く、それどころか段々と悪化してきて意識が飛びそうになってきたので「これはヤバイな」と。

で、家族が救急車を呼んでくれて病院に搬送されたわけです。

正直「これは死ぬかも」と恐怖を感じたんですが幸い命に別状はありませんでした。

ただ、右耳がまるて聞こえない状態になっていて『突発性難聴』と診断されました。そして、治療をしても聴力が戻る可能性のほうが低いと…

実は僕の左耳は15年ぐらい前に腫瘍を摘出する手術をしていて、いわゆる難聴なんです。だからちゃんと聞こえる方の大事な右耳が聞こえなくなるのは非常にまずいんですね。

すぐに入院して治療開始するのが最重要との事なので、仕事の事だとか色々と気にはなりましたが入院することに決めました。

次の朝。

病院のベッドの上で目覚めた僕は、右耳の近くで人差し指と親指を叩き合わせて「トントン…トントン」と鳴らして聴力を確かめてみました。

それはもう祈りにも似た気持ちだったのですが、残念ながら僕の右耳はまるで聞こえませんでした。

ぼんやりと天井を見上げながら「あぁ…これでもうバンドできないかもしれないな」とか「アルバム出したばっかなのにどうしよう」などと途方に暮れながら友達の顔だとかを思い浮かべているうちに、また眠ってしまいました。

次に目覚めた時、ダメ元でもう一度さっきみたいに「トントン…トントン」と鳴らしてみました。

すると、遠くでですが確かに聞こえたんです!

「トントン…トントン」って!

「え?神様っていないかと思ってたけどいるの?」そんな気持ちになりました。

そこからは割りと急速に回復してゆき、聴力検査の結果も良好。脳波、MRI検査も異常なし。

お医者さんは「24時間以内にここまで回復するのは人体学的に有り得ない」と言い出して、僕が精神的に病んでいて昨晩は嘘をついて聞こえないフリをしていたんじゃないか的な疑いをかけられたりしました。(もちろん僕はそこまで病んでないです。たぶん、きっと)

ともあれ2日で退院して経過観察をしながら、すでに日常生活に戻っています。

ただ原因が分からないという点では「めでたしめでたし」などと楽観的にはなれないので、しばらく様子を見ながらボチボチとやっていきたいと思っています。

っていうわけでこれからもよろしく~

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