2009/09/01 10歳年下の男の子
肝臓を病んで死にかけた後輩が職場復帰した為、現在、彼と二人で外回りの仕事をしている。
医者に「今度、酒を飲んだら間違いなく死ぬ」と宣告された彼は若干以前より元気がないが、移動中の車中では明るく楽しく会話している。
僕「月曜日のこのダルさ何とかならないかなぁ」
後輩「確かに。月曜日はダルいっすね」
僕「多分、このダルさは体力っていうより精神力の問題じゃない?精神力を鍛えるにはどうしたらいいと思う?」
後輩「そうっすねぇ〜・・・滝とかどうっすか?」
僕「滝?」
後輩「滝に打たれるとかどうっすか?」
僕「・・・そんな事したら風邪引いちゃうだろ」
後輩「そうっすよね。風邪引いちゃいますよね」
僕「っていうか滝まで行くの面倒くさいし」
後輩「確かに面倒くさいっすね。やっぱ日頃の仕事のなかに『何か』を取り入れるしかないっすね」
僕「なるほどね。」
その後も会話は続いたが、その『何か』を見つけることは出来なかった。