2011/02/22 仏陀の領域
バンド練習で汗を流し
帰り道に近所のサークルKで缶ビールを買い
家に着くとすぐに「プシュッ」とフタを開けて「コキュッ、コキュッ」と胃に流し込む
それが至福の瞬間
なのだが・・・
近所のサークルKが2日ほど前から店内改装工事をしているせいで、こともあろうに缶ビールが冷えていなかった。(イライラ度数60%まで上昇)
それでも買わないわけにはいかないのでレジに持って行き、いつまでたっても研修生の名札のままのオッサンに「このビール冷えてないよね?」と言うと、オッサンは缶を握って「う〜ん・・」と2秒間ぐらい考え・・・
「うん、あんまり冷えてないねっ」とか言いやがった。
俺が聞きたいのはそういう事じゃなくて「申し訳ありません」という気持ちを伝える言葉なんだよ!(イライラ度数85%まで上昇)
しかしながらオッサンにまったく罪は無いわけだし、それに僕は優しい人間なので文句も言わずビールと奥様に買ってくるように頼まれたノド飴と温かいお茶を購入。
するとそのオッサン
「温かいお茶は別の袋にしますか?」
その瞬間、僕のイライラ度数計測カウンターが限界値を超え「パリン!」と音を立てて壊れた。
するとなぜだかイライラがスッと消え、今まで経験したことのないような穏やかな、まるで仏様のような優しい気持ちになり、僕はこう答えた
「いえ、同じ袋でいいですよ。もったいないじゃないですか袋が。そのかわりビールと温かいお茶の間にノド飴をはさむようにして入れてください。熱が伝わらないように。」