2014/11/06
妻が作ってくれたお昼のお弁当の中に里芋が入っていた。妻の実家の畑でとれた里芋だ。
「やっぱり旬のものは美味しいなぁ」などと思いながら有難く頂き、そして午後、屁が止まらなくなった。
いや・・・
『屁が止まらなくなった』という表現は正しくない。正確には『とめどなく出そうになる屁』を我慢していた。
なぜなら職場だからだ。
勤続年数12年。残念ながら俺は職場で堂々と屁をこく権限をまだ与えられていない。仮に俺が社長だったら堂々と屁をこき「俺の会社で俺が屁をこいて何が悪いの?文句のあるヤツは全員解雇ね!」とか言っちゃうところだが、なんせ俺、ヒラ社員。社長みたいな地位も名誉もない。
なので、腸の中にある程度の屁がたまってきたところでトイレに入り屁をこいていた。なぜなら社内で屁をこくのが許されている唯一の場所、それがトイレだもんね。
ところがトイレから戻り自分の席についた瞬間から再び屁が腸にたまり始める。需要と供給のバランスがとれていない。屁の生産量に屁の消費量が追いつかない。あまりに我慢しすぎると屁が腸を逆流して「コポポポポ」とか変な音が鳴っちゃうし。
で、
俺は思ったよ。
誰もが平等に堂々と屁をこける、そんな世の中に変えていきたい!俺の力で!
それが
今の
俺の
夢。
完