魚釣り 青春日記より2004/01
魚釣り
魚釣りとは・・・・・魚と人間との戦いではない。ましてや他人との戦いでもない。
魚釣りとは、己(おのれ)との戦いである!
なかなか魚が釣れないからといって、イライラしたり、怒ったりする人間はまだまだ未熟者である。修行が足りん!
たとえ魚がつれなくても、おだやかな水面のような平常心を保ち、ゆっくりと流れてゆく時間を楽しめるぐらいの余裕が欲しいものだ。時間に追われる現代人にとって、その余裕こそが実は必要なのである。心が疲れきってしまっている人には、ぜひ魚釣りをオススメする。
ということで先日、ドアーズ店長と、その彼女であるSチャン、僕と僕の彼女の4人で渓流釣り(の釣り堀)に行った。釣り堀に着いた時間が遅かったため、1時間だけの魚釣りとなった。
放流されている魚はニジマスが主で、若干、ヤマメとイワナもいるとのことだった。
釣り堀とは言っても実際に流れている川なので、本当に釣りに来たような感じがした。が、しかし所詮は釣り堀。他の客を見てみると子供から年寄りまで、初心者でも簡単にたくさん釣れているようだ。
釣り竿とエサをそれぞれ持ち、魚釣り開始!
開始してしばらくすると、Sチャンが1匹目をゲットした。
それに続いてドアーズ店長が連続で2匹ゲット!
さらにSチャン2匹ゲット!!
そして僕の彼女が1匹ゲット!!
僕だけ1匹も釣れない・・・・時間だけが冷たく流れてゆく・・・・・
そしてついに僕にもアタリが!!
・・・と思いきや、エサだけ食われてゲットならず・・・・・
時間がどんどん過ぎてゆく。1匹も釣れない僕の頭の中で、ある曲が流れ続けていた。
テツ&トモ
なんでだろう?なんでだろう?なんでだなんでだろう?
そして僕だけ1匹も釣れぬまま1時間経過・・・・・・魚釣り終了。チーン・・・
ニジマスの野郎!ナメやがって!!チクショー!
おい!ニジマス!オレをナメるなよ!!
僕の頭の中は、冒頭に書いた、おだやかな水面のような平常心とは程遠い、荒れ狂う嵐の海になっていた。
魚釣りとは、己(おのれ)との戦いである!
この日の僕は己(おのれ)に惨敗。