オグチ★フラッシュマンのすべらないかもしれない話すべるかもしれない話

2003年頃よりインターネットを通じて全世界へと発信し続けている大量の駄文です。※スマホ版は【記事を検索🔍】の欄に2013/01とか入れると年別月別に読むことが可能です。

2015/02/22

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ゲオで200円で売っていた中古CDを買った。

 

もちろん万引きなんてしていない。万引きなんてしていないのに店を出た瞬間「キョキョキョキョキョキョキョキョキョ」って鳴った。防犯ブザーが。

 

誤作動だと思い、一旦店内に戻りもう一度出てみた。

 

「キョキョキョキョキョキョキョキョキョ」

 

うん。鳴るね。

 

急に周りの視線が気になりだした。なんか見られてる気がする。今日の服装は黒のダウンジャケットに黒のスリムジーンズ。寝癖のついたボサボサパーマヘアー。客観的に見れば確かに泥棒っぽいといえば泥棒っぽい。

いずれ店員が来て無実が証明されるのはわかっている。

しかし、俺をチラチラ見てると思われる人間共に対し無実を証明しなければならない。

 

買った中古CDのみを防犯センサーにかざしてみた。

 

「キョキョキョキョキョキョキョキョキョ」

 

ほら!鳴った!

 

この瞬間、俺の無実が証明された!

 

なぜなら防犯センサーに反応してるのはちゃんと買ったCDだから!ゲオのビニール袋に入ったちゃんと買ったCDだから!つまり俺のポケットには何も入ってないから!見たか!俺を疑った人間共よ!俺は無実だ!

と、周りを見ると誰も俺のことなんか見ていなかった。

 

気の弱そうな店員が「申し訳ごさいません」と言いながらタタタタッと近づいて来ただけだった。